はぴわとバイトと就職と!

はぴわとバイトと就職と!

こんにちは。スタッフの田川です(^^)/。

今日は、はっぴーわーきんの利用者さんや、はっぴーわーきんの利用に興味を持ってくださっている方々に向けて、アルバイトについてのお話をしてみたいと思います(#^^#)。

 ちょうど先日、スーパーマーケットでのアルバイトが決まり、はっぴーわーきんを卒業された利用者さんがおりました。

さて、はっぴーわーきんの正式な名前は「就労継続支援B型事業所はっぴーわーきん」と言います。障がいを持つ方が、チームで仕事をすることを学んだり、挨拶や身だしなみなどのマナーを身につけたり、生活リズムを整えたりして、一般の会社で働くための訓練をする所ですね。

そして、就労継続支援B型事業所は利用する方の体調などに合わせてシフトを組むことができるので、週のうち3日とか、半日だけ作業をするとか、無理のないスケジュールで利用することができますよね。

 では、就労継続支援B型事業所を利用しながら、空いた時間をアルバイトに充てることはできるのでしょうか。

答えはNOです。

なぜなら、アルバイトができるくらいの人は、「一般の会社で働くための力」をすでに身につけているとみなされ、就労継続支援B型事業所を利用する必要がないからです。

アルバイトといえども、会社から「給料」をもらうことには変わりなく、ある程度責任も生じます。はっぴーわーきんを利用しながらアルバイトをするのが「いけない」のではなく、アルバイトができる(責任を伴う仕事ができる)人は、はっぴーわーきんを利用する必要がない、ということです。もし皆さんの中で、「そろそろアルバイトから挑戦してみようかな?」と考えている方がいましたら、事前にひと言、スタッフに相談してくださいね。アルバイト自体は全く「いけない」ことではないんですよ(#^^#)。

 さて、話は変わりますが、先日、秋田市内のとある温泉旅館の社長さんに、障がい者雇用についての話を聞く機会がありました。その旅館では、去年支援学校を卒業した知的障がいの方をパートで雇い入れ、浴室の清掃をやってもらっているそうです。社長さんはこう話されていました。

「私は、“障がい”とは特徴の一つだと思っているんです。障がいがない方でも、いくら言っても理解しない、話を聞かない従業員もいる。かたやその障がいのある方は、きちんと仕事を覚えて、シフトも守るし、何よりも作業の手を抜かない。浴室の清掃は、温泉にとって一番大事な仕事。最初は他の従業員と一緒にやっていましたが、今はその大事な仕事を一人で任せています。そういう方だったら、もう2~3人受け入れてもいいかなと思っているんですよ。」

そしてこう続けられました。

「その方が入社したとき、一般の従業員に、『障がいのある方にもわかるように教えてごらん』と指導したところ、従業員の教えるスキルが格段に上がりました。その方が来てくれたおかげで、お互いに良い影響を与え合って、期待以上の効果を得られています。」

 この社長さんのお話を聞いて、私まで心強く感じ、ぜひ皆さんと共有したいと思いました。アルバイトの話からそれてしまいましたが、「いつかは就職を」と考えている皆さんの、何かの参考になれば幸いです。

■このブログは、はっぴーわーきんを利用している皆さんと、就労継続支援B型事業所の利用を検討されている方に向けて書きました。