避難訓練のキーポイント
- 2018.12.12
- イベント
はっぴーわーきんからこんにちは。
ブログ担当のアムロ波平(仮名)です。
今年はなかなか雪が降らないね?と言われ続けていた秋田市は数日前、ついに雪が積もりました・・・・。
これが根雪(解けないうちに雪がさらに降り積もって、雪解けの時期まで残る下積みの雪。 goo辞書より引用)になるとかまだならないとか。
とにかく寒いので風邪をひかないようご留意ください・・・。
(そう言ってる私はひきました。つらい!)
さて、今日のブログは、はっぴーわーきんで先日行われた避難訓練についてお知らせします。
先月20日、まだ雪は降っていませんでしたがとても寒い日でした。
めったに災害が起きない安全な秋田ではありますが、何か起きてからでは遅いですよね。
その何かに備え、火災や地震発生時に確実に避難できるよう、避難訓練をすることになりました。
近隣の消防署と、この事業所がテナントとして入居しているビルのご協力で実現。
ビルの管理室から、火災発生のアナウンスを放送してもらうなど本格的な訓練です。
まずは・・・ ①担架の使い方
「布担架」の正しい使用方法を学びました。
消防署の職員さんに、口頭で教えてもらいました。
意識を失い倒れている人を担架に乗せ、4人で運びます。
足の部分が一番重いんだとか(知らなかった!)。
なので、下半身のほうを持つのは屈強な男性にお願いします。
続きまして・・・②車いすと共に避難
はっぴーわーきんには脚に障がいがあって車いすや杖を使用している利用者が何名かいます。
はっぴーわーきんは2階にあるので、普段はエレベーターを使っています。
それが災害発生時はエレベーター、使えなくなりますよね。
車いすの利用者を4人で持ち上げ、階段から降ろします。
四人全員が持って車いすの片方を上げたり下げたりしながら、一気にじゃなく一段ずつ下ろしていく方法など、いくつかやり方があるようです。
持ち上げられる本人も、ちょっとコワイそうですよ。
実際やってみて、男の人が車いす利用者をおんぶした方が早いという意見も出ました。
背負う人が男性で、おんぶされる人が女性ならいいですけど、おんぶされる車いす利用者が背負う人より体格が大きい男性だったら・・・(大変だ)
避難経路を確認した後、実際に非常ベルを鳴らして外に避難しました。
そして・・・③消火の練習
実際何かに火をつけて、本物の消火器を使って火を消すのは費用もかかり安全面からも大変なことですので、今回の訓練では「水消火器」を使っての訓練となりました。
スタッフ二人、利用者二人が体験しました。
水が入っている消火器を持ち(けっこう重いんですよ!)、対象物に水をかけます。
コツとしては、あがっている火元の下の方にかけることだそうです。
(シロートの考え方として、上から覆うようにかけてしまいそうになりますね)
体験者の感想「意外にカンタンだった」とか!
更に・・・④AEDの使い方
今まで気づきませんでした。このビルに、AEDは設置されていないと。
(今は既に設置されていました!)
それくらい、あまりなじみのない機械。
利用者の中には興味を強く持ったようで、積極的に消防署の職員に質問する人もいました。
私も過去に何度か習ったことがあります。
が、いまだに実施の経験はなく、もし今目の前で誰か倒れたらきちんと使える自信もない・・・。
機械自体は、自動音声ガイドに従えばいいだけなのでむずかしいことはないのですが、それよりも目の前で人が倒れたらびっくりして、適切な行動がとれなくなるものなのです。
災害発生時の混乱って、そういう動転した気持ちで起きてしまうんですよね。
最後に・・・⑤消防署の職員からのアドバイス
・避難時、一番前と後ろにリーダーのような人がいて、声を出して指示するなどしたら避難がスムーズにいく。
・119番通報する時 消防署側から訊かれる質問はだいたい決まっているので、事前にその内容を知っておくのがいい。
とのことでした。
このブログを書いていて気づきました。
今まで何度も地震は起きていましたが、火災には一度も遭ったことはなく、生活に支障が起きたことも、死者が出る事態にもなったことがないためにどこか「自分は大丈夫」と思っていることに。
この慢心が一番危ないことだと思います。
避難訓練は、この慢心を入れ替えるために一度ではなく時々必要なことかもしれませんね。
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